2018年度新作エロゲ総括
- 2019/01/02
- 16:51
みなさまあけましておめでとうございます。昨年度は時々聖地に行きましたみたいな記事しか書けなくて大変申し訳ないのですが、今年も目標を立てたところで似たような感じになってしまうのは自明なので、ひとまずは継続することが目標になりそうです。
2018年の新作プレイ本数は50本前後なのですが、ミドルプライス未満を除くと結構減ってしまうので実質どれくらいかはよく分かりません。ただ昨年度よりは少し多くできた気がします。純粋に良かった作品にもそこそこ出会えたのでホクホクですね。
ランキングはいつも通り1位~5位+番外編でいくつかにします。
番外編 Summer Pockets (key)
実質今年1位……なんですが全年齢対象なのでこの枠で。終わったその夏のうちにわざわざ舞台の地まで赴いたのは昨日のことのようなのですが、あれからもう4か月以上経っていることにびっくりです。
本筋は本筋で非常に鍵らしいシナリオで懐かしさを感じて、男キャラとの日常会話は楽しく、直接本筋とは関係ないシナリオは単純に完成度が高いとかいうバケモノ作品。鴎のシナリオと蒼のシナリオが特に好きでした。けれども紬のシナリオも好き。全部好き。
割と運命論的な見方ができるようなシナリオなので、「蒼ルートで主人公と結ばれなかったら…」とか「鴎はルート外だとどういう気持ちなのかな」とか余計なことを考えるのが楽しいです。逆に本筋のヒロインは解釈が固定されがちみたいなところはありますね。むずかしいところです。
適当にスクショを引っ張り出そうと思いましたが点数叫んでるのと聖地巡り用の背景しか撮ってませんでした。無能。
5位 はるとゆき、 (あかべぇそふとすりぃ)
久々に中島大河本人がシナリオを書いてくれた作品です。最近は企画での参加が多かったのでとても嬉しい。できわたなり生命のスペアなり1本くらいはやったことある人なら大体伝わると思いますが、今回もそんな感じの内容でした。
先の読める展開でも飽きさせない作りが素晴らしいですね。約束された結末に至るまでの過程を重要視しているというか。こうなるんだろうなあというのが分かっていても道中の積み重ねに涙してしまいます。多くを語らない終わり方も良くて、全体的に中島大河の良いところが強調されているように思えました。
まあ死んでも死にきれない人がやってくる旅館って設定が既にズルですよ。こういう設定が好きな人には是非ともやってみて欲しいです。
4位 ロスト・エコーズ (petitlinge)
2018年に松田理沙をメインヒロインで迎えた唯一の作品です。最近は続投作品でしか出ていないイメージだったので本当にびっくりしました。それでいてプレイするまで全く知らなかったシナリオも過去の世界を扱った和風伝奇的な内容で読んでいて楽しい。設定に結構粗があるものの終わり方や勢いでちゃんとカバーできていたと思います。
こちらも12月の半ばあたりに舞台の地にお邪魔しましたが、そのままの場所が多くて楽しめましたね。九州北部の地元ネタを扱った作品なだけあって、詳しい人や地元民ならもっと楽しめるのかも。400年前の九州の情勢とか全く知らなかったので少しだけ勉強にもなりました。
3位 バタフライシーカー ~カオス・ナイトメア~ (シルキーズプラスA5和牛)
あえて本編ではなく続編の方をあげているのはナニモンなんだ感はありますが特に深い意味はないです。本編もかなり好きなのですが紹介したい作品的にギリギリ漏れてしまったので少しだけ触れると、それぞれの事件に繋がりがあって興味がわく+主人公のお姉さんのキャラ付けが最高で読み終わった後に妙な余韻があるといったところでしょうか。普通の姉弟関係とは程遠い歪んだ距離感がとにかく素晴らしいんですよね。そもそも普通って何なんだって話なんですけど。
勿論世界観などは全部引き継いでいるんですけど、内容としてのまとまりはFDの方があると思っていて、新ヒロインの魅力も含めてこちらの方が誤差で好きです。尺もそこまで長くないので、本編だけプレイしてそのままって人がもしいたら是非こちらもプレイしてみてください。
余談ですが、同ライターのシンソウノイズという作品も主人公がちょっと変わった能力で事件を解決していく話で、とにかくグイグイ読ませてくるような作りになっていたので、今後この人の新作が出るならチェックしていきたいと思っています。
またまた余談ですが本編の方の応援キャンペーン的なので初めてあじ秋刀魚さんにメッセージを送りました。届いているかは分からないですがどう思われてるか半分くらい心配です。
2位 消えた世界と月と少女 (Lacrima×ひよこソフト)
世界設定と演出がとにかく美しい、こんなに面白いとは思わなくてびっくりした作品です。情報を小出しにされるのと、本当に良いところで次に飛ばされるというじれったさ、どこをとっても一級品ですね。おまけに結末(ノちょっと手前)が自分好み過ぎて泣いてしまいました。それだけに最後の最後は少し評価が分かれるかもしれません。
プレイする前に核心部分のネタバレをされたとかいうあんまりよろしくない思い出こそありますが、それを含めても十二分に楽しめる内容でした。和風伝奇的な作品が好きな人には問答無用でオススメできます。
1位 働くオトナの恋愛事情2 (あかべぇそふとすりぃ)
2016年の新作で一番楽しめた「働くオトナの恋愛事情」の続編的位置づけな作品です。勿論前作をプレイしていることが前提なので若干敷居は高いですが、前作が文句なしに面白い作品なのでそちらの方を手に取っていただけると個人的にはとても嬉しい。
この作品の魅力は主には、お酒の使い方が上手い、前作のキャラクターが先輩枠として貫禄を出してきているの二点ですね。前作ライターが企画のみの参加だったので少し不安でしたが、やってみたらいつも通りで全くの杞憂でした。
お酒の強い人から弱い人まで、それぞれがいろんな理由を持ってバーとか居酒屋でお酒を飲んでいて、それが重なって恋愛に発展したり良好な友人関係を築いたりっていう一連のコミュニケーションが見ていて本当に気持ちが良いです。こればかりは会話の雰囲気としか表現しようがないのでもどかしいですけれども。
バーは前作で出てきたものを今作の主人公が教えてもらって引き継ぐような形になるのでバトン的要素があります。別に先輩後輩に固定されるわけではなく、一部ヒロインは普通に飲み仲間感覚で前作ヒロインと仲良かったりもするのでいろんな使い方をしている点もプラス。
もしも3が出るならちょっとごちゃごちゃしそうな気はしますが出たら出たで絶対買うと思います。ただ2の主人公は1に比べて若干貫禄は足りないのでそこは少し不安。今年一番好きとは言っても、過去作と比べてしまうと単独ライターで書いてくれた分1の方が完成度が高いのは仕方ないですね。
まとめ
結局感想書けたのは数本ですが、それ以上にまだまだやりたい2018年発売の作品があるのでひとまずはそこを追いかけていきたいです。2018年も光の速さで終わってしまったので、2019年も油断してると特に何もできないまま終わっていきそうで怖い。
2018年の新作プレイ本数は50本前後なのですが、ミドルプライス未満を除くと結構減ってしまうので実質どれくらいかはよく分かりません。ただ昨年度よりは少し多くできた気がします。純粋に良かった作品にもそこそこ出会えたのでホクホクですね。
ランキングはいつも通り1位~5位+番外編でいくつかにします。
番外編 Summer Pockets (key)
実質今年1位……なんですが全年齢対象なのでこの枠で。終わったその夏のうちにわざわざ舞台の地まで赴いたのは昨日のことのようなのですが、あれからもう4か月以上経っていることにびっくりです。
本筋は本筋で非常に鍵らしいシナリオで懐かしさを感じて、男キャラとの日常会話は楽しく、直接本筋とは関係ないシナリオは単純に完成度が高いとかいうバケモノ作品。鴎のシナリオと蒼のシナリオが特に好きでした。けれども紬のシナリオも好き。全部好き。
割と運命論的な見方ができるようなシナリオなので、「蒼ルートで主人公と結ばれなかったら…」とか「鴎はルート外だとどういう気持ちなのかな」とか余計なことを考えるのが楽しいです。逆に本筋のヒロインは解釈が固定されがちみたいなところはありますね。むずかしいところです。
適当にスクショを引っ張り出そうと思いましたが点数叫んでるのと聖地巡り用の背景しか撮ってませんでした。無能。
5位 はるとゆき、 (あかべぇそふとすりぃ)
久々に中島大河本人がシナリオを書いてくれた作品です。最近は企画での参加が多かったのでとても嬉しい。できわたなり生命のスペアなり1本くらいはやったことある人なら大体伝わると思いますが、今回もそんな感じの内容でした。
先の読める展開でも飽きさせない作りが素晴らしいですね。約束された結末に至るまでの過程を重要視しているというか。こうなるんだろうなあというのが分かっていても道中の積み重ねに涙してしまいます。多くを語らない終わり方も良くて、全体的に中島大河の良いところが強調されているように思えました。
まあ死んでも死にきれない人がやってくる旅館って設定が既にズルですよ。こういう設定が好きな人には是非ともやってみて欲しいです。
4位 ロスト・エコーズ (petitlinge)
2018年に松田理沙をメインヒロインで迎えた唯一の作品です。最近は続投作品でしか出ていないイメージだったので本当にびっくりしました。それでいてプレイするまで全く知らなかったシナリオも過去の世界を扱った和風伝奇的な内容で読んでいて楽しい。設定に結構粗があるものの終わり方や勢いでちゃんとカバーできていたと思います。
こちらも12月の半ばあたりに舞台の地にお邪魔しましたが、そのままの場所が多くて楽しめましたね。九州北部の地元ネタを扱った作品なだけあって、詳しい人や地元民ならもっと楽しめるのかも。400年前の九州の情勢とか全く知らなかったので少しだけ勉強にもなりました。
3位 バタフライシーカー ~カオス・ナイトメア~ (シルキーズプラスA5和牛)
あえて本編ではなく続編の方をあげているのはナニモンなんだ感はありますが特に深い意味はないです。本編もかなり好きなのですが紹介したい作品的にギリギリ漏れてしまったので少しだけ触れると、それぞれの事件に繋がりがあって興味がわく+主人公のお姉さんのキャラ付けが最高で読み終わった後に妙な余韻があるといったところでしょうか。普通の姉弟関係とは程遠い歪んだ距離感がとにかく素晴らしいんですよね。そもそも普通って何なんだって話なんですけど。
勿論世界観などは全部引き継いでいるんですけど、内容としてのまとまりはFDの方があると思っていて、新ヒロインの魅力も含めてこちらの方が誤差で好きです。尺もそこまで長くないので、本編だけプレイしてそのままって人がもしいたら是非こちらもプレイしてみてください。
余談ですが、同ライターのシンソウノイズという作品も主人公がちょっと変わった能力で事件を解決していく話で、とにかくグイグイ読ませてくるような作りになっていたので、今後この人の新作が出るならチェックしていきたいと思っています。
またまた余談ですが本編の方の応援キャンペーン的なので初めてあじ秋刀魚さんにメッセージを送りました。届いているかは分からないですがどう思われてるか半分くらい心配です。
2位 消えた世界と月と少女 (Lacrima×ひよこソフト)
世界設定と演出がとにかく美しい、こんなに面白いとは思わなくてびっくりした作品です。情報を小出しにされるのと、本当に良いところで次に飛ばされるというじれったさ、どこをとっても一級品ですね。おまけに結末(ノちょっと手前)が自分好み過ぎて泣いてしまいました。それだけに最後の最後は少し評価が分かれるかもしれません。
プレイする前に核心部分のネタバレをされたとかいうあんまりよろしくない思い出こそありますが、それを含めても十二分に楽しめる内容でした。和風伝奇的な作品が好きな人には問答無用でオススメできます。
1位 働くオトナの恋愛事情2 (あかべぇそふとすりぃ)
2016年の新作で一番楽しめた「働くオトナの恋愛事情」の続編的位置づけな作品です。勿論前作をプレイしていることが前提なので若干敷居は高いですが、前作が文句なしに面白い作品なのでそちらの方を手に取っていただけると個人的にはとても嬉しい。
この作品の魅力は主には、お酒の使い方が上手い、前作のキャラクターが先輩枠として貫禄を出してきているの二点ですね。前作ライターが企画のみの参加だったので少し不安でしたが、やってみたらいつも通りで全くの杞憂でした。
お酒の強い人から弱い人まで、それぞれがいろんな理由を持ってバーとか居酒屋でお酒を飲んでいて、それが重なって恋愛に発展したり良好な友人関係を築いたりっていう一連のコミュニケーションが見ていて本当に気持ちが良いです。こればかりは会話の雰囲気としか表現しようがないのでもどかしいですけれども。
バーは前作で出てきたものを今作の主人公が教えてもらって引き継ぐような形になるのでバトン的要素があります。別に先輩後輩に固定されるわけではなく、一部ヒロインは普通に飲み仲間感覚で前作ヒロインと仲良かったりもするのでいろんな使い方をしている点もプラス。
もしも3が出るならちょっとごちゃごちゃしそうな気はしますが出たら出たで絶対買うと思います。ただ2の主人公は1に比べて若干貫禄は足りないのでそこは少し不安。今年一番好きとは言っても、過去作と比べてしまうと単独ライターで書いてくれた分1の方が完成度が高いのは仕方ないですね。
まとめ
結局感想書けたのは数本ですが、それ以上にまだまだやりたい2018年発売の作品があるのでひとまずはそこを追いかけていきたいです。2018年も光の速さで終わってしまったので、2019年も油断してると特に何もできないまま終わっていきそうで怖い。