公式サイトはこちら昨日に引き続き、今日は僕キミの体験版をプレイしました。とりあえず思うのは、インレさんは体験版の公開日とか、発売日とか、このあたり本当に優秀だなということです。忠臣蔵のリメイクが発売された時のことは分からないのですが、武士の鼓動が発売された時には体験版の公開も早かったですし、ちゃんと発売日に発売もしてました。スケジュール管理が上手いのか、多めに日数を取っているのか、どちらもなのかは分かりませんが、こういう当たり前のことが当たり前に出来るブランドって凄く応援したくなるんです。勿論、作品の方も楽しんでプレイさせていただいているんですが、こういうブランドとしてのイメージって、購買意欲に繋がるんですよね。
あらすじとかシナリオとか体験版部分では、1章から5章までプレイすることができます。そして案の定いいところで終わります(お決まり)。
第一印象としては、物騒だなあと。親友の二人がマフィアの殺し屋に殺され、主人公もいつ殺されるか分からない追われる身、そして色々な過程を経て、国民的アイドルのボディーガードに。それも親友二人の復讐を兼ねてということですが、要するに常に緊迫感のある状態で、暗い雰囲気で物語が進んでいく作品という印象です。「イチャラブゲーじゃないので要注意」と公式サイトのストーリーのところに書いてありましたが、まさにその通りと言ったところでしょうか。
話は少しそれてしまうのですが、この常に緊迫感のある物語である意味異彩を放っているのが、ぬい先生の萌え絵です。萌え絵っていうのは言ってしまえば自分の偏見ですけれども、暗い雰囲気にある種の彩を与えているような、そんな気がします。「雰囲気ゲー」として見るならそれは勿論、殻ノ少女とか、ライアーソフトみたいな絵柄が適切なのかもしれないですが、これはこれで良い。忠臣蔵も絵柄が嵌っていると最終的には思えた身なので、こちらの方も本編でまた楽しみにするところです。インレさんのひとつのセールスポイントでもあると思いますし。
忠臣蔵シリーズとの比較ライターが同じ、絵師が同じ、ということもあって、主人公の性格だとか、場面の動かし方だとか、結構似ているような気がします。具体的には主人公像とか。忠臣蔵の主人公は段々強くなっていくタイプ(しかし最初は精神的に弱かった)でしたが、今回は一貫して強いです。ただ、基本的に冷静で、頭が回るという点では、忠臣蔵の主人公も今作の主人公も大差ありません。「直刃君を全体的に一回り強くした」のが今作の主人公というか、そんなイメージです。
常に緊迫感があるシナリオという点でも結構。ただ、忠臣蔵の場合は基本的に追う側、こちらの場合は追われる側なので、それを考慮すると、緊迫感のベクトルは少し違うかもしれません。ただ、お互いにいつ死んでもおかしくない状況であることは確かですし、その時の咄嗟の判断が生死を左右したりだとか、仲間を失うことに繋がったりだとか、そのあたりはかなり似ていると思います。このあたりはライターさんの作風でしょうか。忠臣蔵と比較すると、「よし、やるぞー!」という雰囲気ではありませんが、忠臣蔵が好きな人は多分、こちらも好きなんじゃないかなと。
テキストについては本当に大差ないと思います。下ネタ交じりの軽快な日常会話を挟んでくるあたりだとか、裏の裏を噛む戦闘描写だとか、シナリオを引っ張る表現力だとか。忠臣蔵が大好きな身としては、体験版部分でも大いに引き込まれました。目標や、主人公が抱えるものなどが分かりやすくシナリオに入り込みやすいのもプラスポイントで、ここにも忠臣蔵と似たようなところがあります。「結局は何をする話なのか」というのが分かりやすいです。
キャラクターとりあえず自分が気になった子だけ紹介しておきます。本当にサブキャラが魅力的なメーカーなんで、本当は全部紹介したいんですけれども、まあ全部は紹介しきれないんですけれども。
風早永遠(CV:三代眞子)お堅いキャラクターかと思ったら、案外そうでもなく、主人公ダイスキ系の可愛いキャラでした。かわいい。具体的には、お節介で夕ご飯運んで持ってきてくれるところとか、深夜に起きてコーヒー運んできちゃうところとか。本編でも純粋に可愛いパターンの子ですねこれは。ただこの作品はイチャラブゲーではないらしいのでアレですけど。
真名瀬莉亞(CV:有栖川みや美)これ部屋着らしいんですが、普段着よりも更に露出が増してるし、果たして誘っているのか、単に軽い服装が好きなのか、そのあたりのこと知りたいですね…(ゲス顔) 話に聞いていた通り毒舌でした。なんでも(エロゲによくあるハプニングで)着替え覗いたら延々と覗き魔って言われるんですよ。根は真面目なんでしょうが、なんというか自分の破壊衝動が…(決して犯したいとかそんなことは思っていない) 案外化けそうな子ではありますけどね。このお堅い子が恋したらどうなるのか、気になるところではあります。
片瀬郁乃(CV:藤咲ウサ)貧乳をめちゃくちゃ気にしているらしいキャラクターのこういう発言好きです。自分貧乳が好きなんですけどやっぱりコンプレックス持った子って良くないですか?絶対彼女にして貧乳が好きって言ってあげたい。それはともかくとして、これ以外は普通に明るくて可愛い子でした。CV藤咲ウサさんというのもポイントですね。流石の声優選びだなあと思いました(自分が得した)。
渚橋唯(CV:上田朱音)唯ママ…経営のセンスとか博識さとかお金の回し方とかどう考えても普通の人間を逸脱しているのですが、主人公視点から見るとどう見てもママなのでオススメです(ママが好き)。ちなみに、体験版でエロシーンがあるのは、唯ママと視音だけだったりします。インレさんはこのあたりが良いですね。風俗のママとはいえ、サブキャラクターにエロシーンを入れてくれるのは、本当にありがたい…
気になったところ同人版をプレイしていないので何とも言えませんが、これを見る限りでは過去に同じ施設に入っていた?って考えるのが順当でしょうけど、ミスリードとかも考慮すると、どう転ぶか分からないんですよね。製品版発売までのお楽しみです。
これは完全にどうでもいい話ですが、マフィアの殺し屋がどういう人なのか、っていうのも気になるんですよね。普通の殺し屋でした、って言われてしまえばそれで納得できるのですが、主人公と何らかの接点があったとしたら、それはそれで面白いなあと。その点忠臣蔵は少し肩透かしを食らってしまった部分はあるので、過度に期待はしていませんが。
あとは、体験版部分では全然出てきてない、キャラクター紹介に乗っているサブキャラクターの活躍が気になります。永遠のファンになった瑠璃という少女とか、警視庁捜査一課の人とか。おそらく物語が本格的に動き始めてから結構噛んでくる存在なのでしょうが、現時点では何も予想できなくもあります。
そういうわけで、期待していた通り面白かったです!発売が楽しみ!