今日は何の日か分かりますか?「恋×シンアイ彼女」の新堂彩音ちゃんの誕生日です!おめでとうございます!!!!発売後初めて誕生日を迎えます。感慨深い。
ここだけの話、新堂彩音で軽くツイッターでサーチしたんですけど、姫野星奏さんの時よりかは盛り上がってなかった気がしますね……。正直姫野さんの方が名前は通ってるしあれだけ話題になった分好きな人も沢山ついてるような気がします。彩音ちゃんは発売直後こそ囚われた人が多かったですけど、自分の周りで話題にしてる人は最近だともう数人ですね。それでもひとつのエロゲヒロインというコンテンツとしては凄い力を持っているので素直に凄いです。自分はずっと忘れるつもりはないですよ。なにせ恋×シンアイ彼女のメインヒロインですからね。
ケーキやら誕生日絵やらSSやら用意してる人もいるかと思いますが、あいにく何も用意していません。来年は何かできたらいいなあと思ってますけどどうせ来年になったら忘れてますね。またこっそりお祝いしますよ。
ちなみにこれは今日知った話なんですが、クロノクロックの沢渡満ちゃんも今日が誕生日らしいです。おめでとうございますってかこっちは全く知らなかったなあ。何度でも君を好きになるいつだって私が先だから。
というわけで誕生日プレゼントとかそういうのじゃないですけど、彩音√のラストの展開について個人的な援護射撃を飛ばしておきます。
普通科に転向してくるまでの服飾の話
まずは「専門のクラスでの人間関係が上手くいかなくて普通科にやってきたこと」
本編の前半でこの話は語られてましたが、彩音ちゃんってそんなに人間関係上手くいかなくなるほどコミュニケーション下手なんですかね…。どっちかというと服飾の人たちの空気が自分に合わなかったと言った方が正しいんですかね。自分に合わない場所にいると友達も出来ないし、結果的に孤立してしまうみたいな。多分服飾自体はかなり好きだったと思うんですけど、それもまた専門の道には違うベクトルだったのかな。
個別で本人の口から出るのが「もう一度洸太郎に会いたくて普通科に戻ってきたこと」
専門のクラスにいても会えないことはないけど、もう一度あの頃の距離感を取り戻したいから普通科に戻ってきたなんて、めちゃくちゃロマンチックじゃないですか。一途な女の子の夢をとことん追求したかのような設定ですけど、これって要するにグロリアスデイズだったりするんですよね。「足りないもの探してた。いつかは辿り着けるかな」なんてあたりがちょうど該当すると思います。
あの曲って自分の解釈だと「自分にとって大切なものを見つけたから、たとえそれが他の人に届かなくても世界は美しい」みたいな曲だと思っています。これについては良く言われてましたけど、つまりグロリアスデイズって曲は洸太郎から星奏に向けた曲であると同時に、彩音が洸太郎に向けた一途な愛の曲でもあるわけです。
終盤の展開について
告白シーンがピークにしてそこからは右肩下がりの展開だとか言われてるのをよく目にしますけど、個人的にはあれでいいと思うんですよね。むしろあのくらい突飛で余韻を残してくれる方が綺麗だというか。最初から最後まで物語が読んでいて綺麗に進むわけじゃないから、告白がピークって言い方はある意味では正しいのかもしれないけれども。
さっきもちょろっと書いたことの続きですが、普通科に戻ってきて洸太郎と付き合って、ようやく彩音は自分の夢の一つであった「大好きな人と付き合うこと」を達成します。本当に夢だったのかは知りませんけど、彼女の想いの強さは本編で否が応でも感じることができます。そこからデートを重ねたりラブホテル行ったり色々するわけですが、ようやく自分の心にも決着がついたので、以前は専門に進むくらい大好きだった服飾について考える余裕も出来てきた頃だと思います。彩音の視点ってあんまり見ることができないのでそもそも服飾の話が急に出てくること自体唐突感がありますが、それも心の整理かなと自分の中ではまとまってますね。
洸太郎はそもそも専門にすら進まなかったですけど、最終的には才能を発揮できるわけで、それと同じで彩音にも相応の服飾の才能はあったはずなのでは。これは推測に過ぎませんけど、ないものを追い求めるタイプだった星奏や洸太郎に対して、彩音の場合はそこに大好きな人がいることこそが才能を発揮する転機になるのかなと思います。そうでもないと普段から練習してるはずの専門の人たちを出し抜くことはとてもじゃないけど出来ないのではないでしょうか。愛が成し得る業なのかな。
そんなこんなで服飾の人たちの手も借りながら、自分の考えた衣装をちゃんと完成させます。このあたりの服飾の人たちの嫉妬とかその手の話は自分の中ではどうでもいいです。彼女たちは噛ませ犬だと思って適当に切り捨てましょう。
せっかくグロリアスデイズの衣装を完成させたのに、食中毒とかいう意味不明な設定の下自分が歌うことになります。この手の突発エピソードってなんとなく新島が好きそうな感じがします。そんなに考えて入れたわけではなさそうですけど、あとから考えるとちゃんと意味が出てくるというか。勝手に自分が意味を見出してるだけかもしれませんが。
最後に歌うグロリアスデイズは、初恋の時から今まで自分の心を支えてくれた洸太郎に対して贈る歌、と考えると少しはロマンチックに感じると思います。バンドという括りで生徒の前で急に歌い出す展開を考慮するとちょっと残念な感じがしますけど、この曲はたった一人君のために晴れた空が歌い出す曲なので、むしろ大切な人だけに向けて歌うくらいがちょうどいいのです。
そもそも超展開であるとはいえこんな経験はおそらく二度とできないです。自分の衣装を採用してもらって、その上で何故か自分が本番のボーカルをやることになるなんて、いくらファンでも絶対に叶わない夢です。叶わないからこそ青春というか、突き詰めた話フィクションのあるべき姿だというか。自分としては彩音ちゃんが気持ち良く歌ってくれさえすればそれでいいんですけどね。
星奏√なんかに比べたらメッセージ性はどんどん薄れていきますけど、要するに「よく分からないけどあの2人は本当に幸せそうだなあ」って言うのが彩音√のゴールです。彩音ちゃんはシンアイを変換すると深愛になるみたいな話は時々言われてますがまさにそんな感じです。外側から眺めている自分には分からないことが多すぎる。でもなんかどことなく綺麗なこの終わり方が自分は大好きなんですよ。過去に捨てそうになった服飾も含めて、好きな歌も歌って、彩音ちゃんはやり切ったじゃないですか。
いつもの如く全く締まらない締めになってしまいましたが、またまとまってきたらそのうちこっそりいじるかもしれません。なんだかんだでずっと頭の片隅にある話なんですよね。好きな作品はいつまでも心に残り続けるってやつです。誰がなんと言おうが自分は彩音√の全てが大好きですからね。おわり。