前回の記事、赤穂編②の続きになります。そのまま続けて書いていきます。
伊和都比売神社ちなみにこれ、「いわつひめじんじゃ」って読むらしいです。初見じゃ間違いなく無理な気がしなくもないです。この神社がどの程度忠臣蔵にゆかりがあるのかとか、そういう点は一切謎ですし、ただ、「海に面していて、近くにそれらしい岩がある神社」という理由だけで行ってきました。
鳥居うーんぶっちゃけ本編の例の主税の通いづめの神社と比較すると、なんか違うなあという印象です。鳥居の形自体は一致しているように見えなくもないですが、自分がサラっと赤穂の鳥居を見渡した感じだと、どこも同じような鳥居をしている気がしたので、そう考えても、本編の神社はまた別の聖地があるのかもしれません。ただ、海に面しているというその1点を考えると、ここが有力であるとは言えなくもないです。
本堂これを見ると、更に何かあってないような感じが加速してしまうのは事実です。そういうわけで、聖地巡礼としては破綻している感が否めないのですが、海沿いの神社ということで静かな雰囲気を感じられましたし、結果的に行って良かったなとは感じています。ちなみに播州赤穂駅からバスで300円の距離で、時間にしてバスで20分くらいでしょうか。車の通りこそありますが本当に静かな場所で、ウグイスが鳴いていました。
赤穂御崎伊和都比売神社の鳥居を南に下って、そのまま適当に歩いていれば、大体海の見える場所に出るのですが、そこが大体赤穂御崎です。実は伊和都比売神社の鳥居出てすぐのところを本物の赤穂御崎と言うらしいのですが、いかんせん草木が多く景色に制限が強かったので、個人的にはその隣の、東御崎の方がそれらしかったかなと思います。
大石名残の松もうキツイでしょ。聖地巡礼というにはちょっと無理があるでしょ。けど海沿いの岩と言ったら多分ここしかないのも事実で、実際にここがモデルになっている可能性も少しはあるんじゃないかと思います。ただ、赤穂城及び大石邸からはそれなりに遠いので、岩の後ろに座って海を見るのが好き、と言っていた主税の行動があまりにも移動に時間を要しすぎているような気がする点については、置いておくとして。
こちらが岩の裏側になるのですが、なんか違和感を感じるんですよね。もっと海沿いだった気もしますし、もっと広かった気もする。座るスペースがなくもないですし、そこのところは時代の変化とともに変わっている可能性もあるので、どうなんだろうなあというところですが。聖地巡礼、意外とこういうところで疑うことしか出来なくなって苦労するんですよね。
岩の後ろの海景色です!これが見たかったんですよねえ。写ってる土地は東御崎のちょっと出てるとこ?ですが、一応階段があって浜までは出ることができます。自分もこれ撮った後浜まで出て、浜の近くに何故かあったベンチでしばらく海を眺めてました。ベンチがあるあたり、割と観光地として成り立っているのかもしれません。ついでに、写真中央左あたりに水鳥がいますね(名前は分からない)。自分が浜に出るタイミングでどこかへ行ってしまったので、寄って撮ることは出来ませんでした。
おまけ帰りもバスで駅まで楽に帰ろうと思ったのですが、結局バスのタイミングが掴めなかったため、徒歩で帰ってくることにしたのですが、その過程で撮ったものを少しだけ。ちなみに、赤穂御崎から播州赤穂駅まで徒歩で行くとなると、大体5キロらしいです。1時間弱かかったのでそんなもんだなあとは思っていたのですが、我乍ら滅茶苦茶疲れましたし、阿呆なことをしたなあという感じです。ただ、自分の知らない土地を歩くのはそれだけで楽しいので、その種の充実感もまたありました。
謎の山道御崎からの帰り道の途中で見つけた非常に興味深い山道の入り口です。何が興味深いって、とにかく外からじゃ先が見えないところ。実際はただの山道で軽く上って軽く降りるだけの大したことのないものなのですが、こうも真っ暗に写ってしまうと、それっぽいダンジョンらしさを覚えずにはいられません。何か出てきそう。
千種川何の変哲もないただの川景色です。景色を見るのが好きなオタクなので、こういうどうでもよさそうな川景色でさえも写真に残したくなってしまいます(水を見るのが好き)。都会人からすると、このあたりの川は結構綺麗だなというのが切実な感想でした。ただ、電車の中から見た風景で、姫路あたりでもっと綺麗な川が流れていたので、そっちの方が恍惚としていたのは事実ですが。
後ろに市街地なんかも写っていますが、こう見ると赤穂市は結構都会なんじゃないかというのが想像できます。
まとめそれなりに準備こそしたものの割と思い付きで行った赤穂ですが、文字通りの忠臣蔵の町ということで、聖地巡礼を抜きにしても普通に楽しめたという感じです。もうこれ、完全に聖地巡礼云々よりも純粋に史実としての忠臣蔵のオタクなんじゃないかなと自分でも薄々感じ始めてはきましたが、そういう意味でも、ファンなら十分満足できるような内容でした。
聖地巡礼忠臣蔵編はひとまずこれにて終了ということで。残すは安兵衛関係の場所となりましたが、流石に日帰りで行ける距離ではないので、また長い休みの時に気が向いたら行こうと思います。ここまで来たらコンプリートしたいという気持ちもあり、また赤穂行ったからこれで十分満足しているという気持ちもあるので、少し複雑な心境ではあります。次は忠臣蔵から離れて、他の作品の聖地にも行ってみたいです。
この記事では、インレ様「ChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1-」及び「ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- 武士の鼓動 (A samurai's beat)」の本編の一部の背景を使用しております。前
赤穂編②