2015年度新作エロゲランキング
- 2016/01/03
- 21:35
2015年度プレイエロゲランキングということで、新作と去年プレイした旧作に分けてランキングを作りたいと思います。2015年度プレイエロゲランキングだと非常に分かりづらいのと、新作と旧作どちらにも凄く光る作品があったのでどちらも紹介したいなと思うからです。まあそういうわけで適当に付き合ってください。
…と思ったのですが、想像以上に長くなったので記事を分けます。許してください。
ちなみにクリアした作品は全93本で、フリーゲームなども含まれているので商業の本数は一概には言えませんが、大体80本くらいかなと思います。結構低価格で盛ってますが長い作品もプレイしているので言うほど盛ってないかもしれません。
2015年度発売エロゲランキングトップ5
番外編 FLOWERS夏篇
従来エロゲーメーカーだったイノセントグレイが新作として発売した今作ですが、全年齢対象なので番外編という括りにしたいと思います。
この作品の良さはなんと言っても雰囲気の良さでしょう。正直前作春篇は専門知識を要求されすぎてあまり楽しめなかった(勿論雰囲気は最高だった)ですが、今作の場合は主人公の変更で謎解きパートが大分改善されており、非常に気持ち良く読み進めることができます。その主人公も前作でお堅い立ち位置だった子なので、その子の可愛い一面を見られると思うとまあ…胸がドキドキしましたね。百合ゲーは本当に尊い。
主題歌の夏空の光は大好きです。発売までにかなりリピートしたのと、発売後にもかなりリピートして聞いた記憶があります。勿論今でも聞いていますし、先日のイノグレライブでも聞けたので大満足。
5位 11月のアルカディア
名作だと言い切れる作品ではなく、はっきり言って粗だらけでなんとでも言いようがある今作ですが、それでもやっぱり好きなんです。当時は完全に絵買いだと割り切っていたのと、体験版の評判も悪く全くと言っていいほど期待していなかったのでその分のギャップでかなり補正がかかっているのは事実ですが、単純に好きです。むしろこのくらいガバガバな方が自分は好きになれるのかもしれません。
シナリオは簡単に説明するならば、コンティニュー数の限られたダンジョン攻略、でしょうか。RPGゲームを客観的に眺めるという表現が正しいのかどうかは分かりませんが、そんな感じのシナリオなので好きな人は多分とことん好きだと思います。その分設定が飛んでたり謎の拘りを見せたりするのはご愛嬌なので突っ込むことは許されない。
4位 ソーサリージョーカーズ
こちらも多分…細かいことを考えてはいけない作品なのでしょう。というかサードアイは絵と塗りの時点でファンなのと、曲がやたら厨二っぽくてかっこいいのが大好きです。多分自分が厨二病こじらせてるだけなのだとは思いますが、サードアイはそういうユーザーにはかなり受け入れられるはずです。
シナリオは正直忘れましたがとにかくキャラ作りは良い。「フェアじゃない」とか連呼してる睦壬陽斗とかいう○沼主人公を始めとして、序盤からわけのわからない文句を垂れるあさひちゃんや、お堅いキャラクター像と服装が明らかに釣り合ってない凛久ちゃんなど、良く言えば濃い、ネタ的に言うなら面白いキャラクターが揃っています。別に悪い意味で言っているわけではないですが、実際にプレイしてみれば分かると思います。このあたりのキャラクターの掛け合いは本当に面白いので。あとセンリ君は戦闘になるとやたらかっこいいし、ルゥちゃんは最後まで凌辱したくなる素晴らしいキャラクター。ルゥちゃん凌辱FDとか出ませんかね。
3位 ゆきこいめると
特筆すべき点は特に何もありません。ごく普通に萌えだけを追求し、それに合った日常会話を展開し、その中でヒロインとのイチャラブを楽しんでいくだけの作品…
自分の観測する限りでは最高の萌えゲーですね。萌えゲー作りに余計なシリアスもいらないし、ただ単に幸せなイチャラブを見せてくれればいいと言うのは常日頃から自分は言っていることですが、案外できている作品は少ないと思います。その中でもこの作品はそれだけに特化し、それをやり遂げたというそれだけでもう評価するだけの価値がある。
ちなみに自分が期待していたおしっこ料理に関しては新しいのは出ませんでしたね…確か雪の上におしっこしたのを雪ごと頂くみたいな料理とは言えない何かならありましたが、これ自体は衝撃は大して強くなかったです。
2位 サクラノ詩
すかぢ氏と言えば、前半はつまらなくて後半は面白い、みたいな意見をよく見かけますが、それは間違いです。前半の土台作りがあるからこそ後半が楽しめるわけであり、決して前半がつまらないというわけではありません。素晴らしき日々に関しても同じことを声を大にして言いたいのですが、あんまり分かってもらえませんけど、それでも自分は言い続けたいと思います。ちなみにこの作品はその土台作りがあまりにも長いので割と根気がいるのは事実です。面白いですけど。
自分にとっての一番の収穫と言えば、名脇役長山香奈に出会えたことです。おそらくこのキャラがいなければこの作品はここまで好きになれなかったでしょうし、10月30日発売の某作品に(自分の中で)完全敗北していたことは間違いないです。
具体的に長山香奈の何が良いかと言われたら、作中で言う天才と言う位置づけではないので、とにかく人間味があり、そして努力を惜しまないこと。人間の幸福な生が美しいとは限りませんが、少なくとも長山香奈の生き様は自分にはとても美しく感じられました。実在してたらファンレターみたいなものも送りたいレベルです。
作品自体は未完ですが、自分はこれで完結で良いかなとも思います。主人公の物語としてはこれで完結していますし、長山香奈の物語がこの先続くわけでもない。いわばこの先描かれるのは次世代の女の子たちなわけですが、それは続編と言って良いのかどうか。登場人物を共有しているとは言っても、6章でしか出てこないキャラクターに焦点を当てるというのは、それはもうほとんど別の作品なのではないかとも考えてしまいます。ちなみに、あの子たちとエッチしたいから続編が欲しいという人もいるとは思いますが、自分もそれだけは願ってます。
1位 恋×シンアイ彼女
恋×シンアイ彼女は神!
…というわけでこの作品の魅力を書いていきますが、とにかくTRUE ENDを迎えた後の読後感が凄いです。どう凄いかどうかは是非プレイして確かめてほしいのですが、これは巷で言われている話ですが少なくともハッピーエンドではないです(ここで言うハッピーエンドは、ヒロインと結ばれて終わるものだと定義します)。サクラノ詩の6章に似ていると言えば似ていますが、読後感が違いすぎて一概には言えません。こんなに虚無感を感じる終わり方が他にあったかと問われたら少なくとも自分には殆ど思い当たる節がありません。ハッピーエンド至上主義者じゃなければ是非プレイしてほしいと思います。ただ、このハッピーエンドじゃない終わり方だと知らない状態でプレイできたのはある意味幸せでした。この驚きは発売直後にプレイした場合の特権ですね。これだから発売日にエロゲを購入することをやめられない…
勿論今作の魅力はそれだけではなくて、実際公式で言われている「等身大の恋愛」という部分に関しては彩音√、凛香√、ゆい√の方になるのですが、こちらも本当に素晴らしいです。特に彩音√は青春の全てを詰め込んだかのような眩しさがあり、告白シーンの瞬間最大風速は自分がプレイしたエロゲの中でも最高レベルでした。勿論その後の描写も引けを取ることはなく、最後の展開は少し駆け足ですが青春の1ページという感じがして自分は大好きです。彩音√は最初から最後まで青春の代名詞と言えるほどの内容が詰まっています。
そういうわけで彩音√単体で見るならば殻ノ少女にも匹敵するくらい好きかもしれません。本当に大好きですし、彩音√をプレイするだけでも(今の中古価格を考えると)値段分の価値は十分にあるので、絶対にプレイしてほしいです。絶対にプレイしてほしい。
凛香√は遠慮がちな2人が徐々に心を開いていき、段々寄り添っていく描写が本当に素晴らしい。凛香√も告白シーンははっきり言って最高ですし、その後に続く描写も名シーンが多いので、(巷ではあまり評判は良くないですが)好きな人は絶対に好きになるはずです。
この√での彩音の失恋描写も見物で、付き合い始めた後のテキストを少し意識して読んでみてもいいかもしれません。ただ凛香√なのに彩音が思い起こされて大変なことになる可能性は十分にあるので、全力で主人公に感情移入して凛香との恋愛を楽しみたい方にはあんまりお勧めしませんが、彩音至上主義の人には凛香√を楽しむ目的としてオススメしたいです。ちなみにnullだとか円交少女ににてるだとか言われてるのは否定できませんが、雰囲気の良さは本当に段違いです。もう一つちなみにですが、ゆい√に関しては専門の人の方が良さを語れると思います。どうにもこの√では客観的になってしまって、自分にはあまり良さを感じられなかったので。
まとめ
実は2015年度発売の作品は(フリーゲームなども含めて)40本程度なのですが、その本数の中でも素晴らしい作品に出会えたことは本当に嬉しかったです。出会いというものは意外と身近に潜んでいるものですね。恋×シンアイ彼女は神。
今年も新作は同じくらいかそれ以上プレイしたいなと考えています。食わず嫌いしてては何も始まらないのと、プレイするだけ価値観や引き出しが増えるというのは非常に重要なことだと思うので。これからもエロゲーマーとして精進していきたいです。
先日の記事では書き忘れましたが、2016年度もどうかよろしくお願いします。
…と思ったのですが、想像以上に長くなったので記事を分けます。許してください。
ちなみにクリアした作品は全93本で、フリーゲームなども含まれているので商業の本数は一概には言えませんが、大体80本くらいかなと思います。結構低価格で盛ってますが長い作品もプレイしているので言うほど盛ってないかもしれません。
2015年度発売エロゲランキングトップ5
番外編 FLOWERS夏篇
従来エロゲーメーカーだったイノセントグレイが新作として発売した今作ですが、全年齢対象なので番外編という括りにしたいと思います。
この作品の良さはなんと言っても雰囲気の良さでしょう。正直前作春篇は専門知識を要求されすぎてあまり楽しめなかった(勿論雰囲気は最高だった)ですが、今作の場合は主人公の変更で謎解きパートが大分改善されており、非常に気持ち良く読み進めることができます。その主人公も前作でお堅い立ち位置だった子なので、その子の可愛い一面を見られると思うとまあ…胸がドキドキしましたね。百合ゲーは本当に尊い。
主題歌の夏空の光は大好きです。発売までにかなりリピートしたのと、発売後にもかなりリピートして聞いた記憶があります。勿論今でも聞いていますし、先日のイノグレライブでも聞けたので大満足。
5位 11月のアルカディア
名作だと言い切れる作品ではなく、はっきり言って粗だらけでなんとでも言いようがある今作ですが、それでもやっぱり好きなんです。当時は完全に絵買いだと割り切っていたのと、体験版の評判も悪く全くと言っていいほど期待していなかったのでその分のギャップでかなり補正がかかっているのは事実ですが、単純に好きです。むしろこのくらいガバガバな方が自分は好きになれるのかもしれません。
シナリオは簡単に説明するならば、コンティニュー数の限られたダンジョン攻略、でしょうか。RPGゲームを客観的に眺めるという表現が正しいのかどうかは分かりませんが、そんな感じのシナリオなので好きな人は多分とことん好きだと思います。その分設定が飛んでたり謎の拘りを見せたりするのはご愛嬌なので突っ込むことは許されない。
4位 ソーサリージョーカーズ
こちらも多分…細かいことを考えてはいけない作品なのでしょう。というかサードアイは絵と塗りの時点でファンなのと、曲がやたら厨二っぽくてかっこいいのが大好きです。多分自分が厨二病こじらせてるだけなのだとは思いますが、サードアイはそういうユーザーにはかなり受け入れられるはずです。
シナリオは正直忘れましたがとにかくキャラ作りは良い。「フェアじゃない」とか連呼してる睦壬陽斗とかいう○沼主人公を始めとして、序盤からわけのわからない文句を垂れるあさひちゃんや、お堅いキャラクター像と服装が明らかに釣り合ってない凛久ちゃんなど、良く言えば濃い、ネタ的に言うなら面白いキャラクターが揃っています。別に悪い意味で言っているわけではないですが、実際にプレイしてみれば分かると思います。このあたりのキャラクターの掛け合いは本当に面白いので。あとセンリ君は戦闘になるとやたらかっこいいし、ルゥちゃんは最後まで凌辱したくなる素晴らしいキャラクター。ルゥちゃん凌辱FDとか出ませんかね。
3位 ゆきこいめると
特筆すべき点は特に何もありません。ごく普通に萌えだけを追求し、それに合った日常会話を展開し、その中でヒロインとのイチャラブを楽しんでいくだけの作品…
自分の観測する限りでは最高の萌えゲーですね。萌えゲー作りに余計なシリアスもいらないし、ただ単に幸せなイチャラブを見せてくれればいいと言うのは常日頃から自分は言っていることですが、案外できている作品は少ないと思います。その中でもこの作品はそれだけに特化し、それをやり遂げたというそれだけでもう評価するだけの価値がある。
ちなみに自分が期待していたおしっこ料理に関しては新しいのは出ませんでしたね…確か雪の上におしっこしたのを雪ごと頂くみたいな料理とは言えない何かならありましたが、これ自体は衝撃は大して強くなかったです。
2位 サクラノ詩
すかぢ氏と言えば、前半はつまらなくて後半は面白い、みたいな意見をよく見かけますが、それは間違いです。前半の土台作りがあるからこそ後半が楽しめるわけであり、決して前半がつまらないというわけではありません。素晴らしき日々に関しても同じことを声を大にして言いたいのですが、あんまり分かってもらえませんけど、それでも自分は言い続けたいと思います。ちなみにこの作品はその土台作りがあまりにも長いので割と根気がいるのは事実です。面白いですけど。
自分にとっての一番の収穫と言えば、名脇役長山香奈に出会えたことです。おそらくこのキャラがいなければこの作品はここまで好きになれなかったでしょうし、10月30日発売の某作品に(自分の中で)完全敗北していたことは間違いないです。
具体的に長山香奈の何が良いかと言われたら、作中で言う天才と言う位置づけではないので、とにかく人間味があり、そして努力を惜しまないこと。人間の幸福な生が美しいとは限りませんが、少なくとも長山香奈の生き様は自分にはとても美しく感じられました。実在してたらファンレターみたいなものも送りたいレベルです。
作品自体は未完ですが、自分はこれで完結で良いかなとも思います。主人公の物語としてはこれで完結していますし、長山香奈の物語がこの先続くわけでもない。いわばこの先描かれるのは次世代の女の子たちなわけですが、それは続編と言って良いのかどうか。登場人物を共有しているとは言っても、6章でしか出てこないキャラクターに焦点を当てるというのは、それはもうほとんど別の作品なのではないかとも考えてしまいます。ちなみに、あの子たちとエッチしたいから続編が欲しいという人もいるとは思いますが、自分もそれだけは願ってます。
1位 恋×シンアイ彼女
恋×シンアイ彼女は神!
…というわけでこの作品の魅力を書いていきますが、とにかくTRUE ENDを迎えた後の読後感が凄いです。どう凄いかどうかは是非プレイして確かめてほしいのですが、これは巷で言われている話ですが少なくともハッピーエンドではないです(ここで言うハッピーエンドは、ヒロインと結ばれて終わるものだと定義します)。サクラノ詩の6章に似ていると言えば似ていますが、読後感が違いすぎて一概には言えません。こんなに虚無感を感じる終わり方が他にあったかと問われたら少なくとも自分には殆ど思い当たる節がありません。ハッピーエンド至上主義者じゃなければ是非プレイしてほしいと思います。ただ、このハッピーエンドじゃない終わり方だと知らない状態でプレイできたのはある意味幸せでした。この驚きは発売直後にプレイした場合の特権ですね。これだから発売日にエロゲを購入することをやめられない…
勿論今作の魅力はそれだけではなくて、実際公式で言われている「等身大の恋愛」という部分に関しては彩音√、凛香√、ゆい√の方になるのですが、こちらも本当に素晴らしいです。特に彩音√は青春の全てを詰め込んだかのような眩しさがあり、告白シーンの瞬間最大風速は自分がプレイしたエロゲの中でも最高レベルでした。勿論その後の描写も引けを取ることはなく、最後の展開は少し駆け足ですが青春の1ページという感じがして自分は大好きです。彩音√は最初から最後まで青春の代名詞と言えるほどの内容が詰まっています。
そういうわけで彩音√単体で見るならば殻ノ少女にも匹敵するくらい好きかもしれません。本当に大好きですし、彩音√をプレイするだけでも(今の中古価格を考えると)値段分の価値は十分にあるので、絶対にプレイしてほしいです。絶対にプレイしてほしい。
凛香√は遠慮がちな2人が徐々に心を開いていき、段々寄り添っていく描写が本当に素晴らしい。凛香√も告白シーンははっきり言って最高ですし、その後に続く描写も名シーンが多いので、(巷ではあまり評判は良くないですが)好きな人は絶対に好きになるはずです。
この√での彩音の失恋描写も見物で、付き合い始めた後のテキストを少し意識して読んでみてもいいかもしれません。ただ凛香√なのに彩音が思い起こされて大変なことになる可能性は十分にあるので、全力で主人公に感情移入して凛香との恋愛を楽しみたい方にはあんまりお勧めしませんが、彩音至上主義の人には凛香√を楽しむ目的としてオススメしたいです。ちなみにnullだとか円交少女ににてるだとか言われてるのは否定できませんが、雰囲気の良さは本当に段違いです。もう一つちなみにですが、ゆい√に関しては専門の人の方が良さを語れると思います。どうにもこの√では客観的になってしまって、自分にはあまり良さを感じられなかったので。
まとめ
実は2015年度発売の作品は(フリーゲームなども含めて)40本程度なのですが、その本数の中でも素晴らしい作品に出会えたことは本当に嬉しかったです。出会いというものは意外と身近に潜んでいるものですね。恋×シンアイ彼女は神。
今年も新作は同じくらいかそれ以上プレイしたいなと考えています。食わず嫌いしてては何も始まらないのと、プレイするだけ価値観や引き出しが増えるというのは非常に重要なことだと思うので。これからもエロゲーマーとして精進していきたいです。
先日の記事では書き忘れましたが、2016年度もどうかよろしくお願いします。