2015年度旧作プレイエロゲランキング
- 2016/01/04
- 21:28
前回の続きですが、決して記事数を水増ししたいとかそんなことは考えてない…と思います。新作は新作で語りたくなるような作品が沢山ありましたし、同時に昨年プレイした旧作も同じくらい語りたい作品があってもいいじゃないですか。実際プレイ本数的には旧作と新作で1:1くらいの比率なので、割とバランスよくプレイできた気はするんですよね。今年は昨年末に買った溜まりに溜まった中古エロゲを沢山プレイするのが最優先なので、自然と旧作の割合が増えてしまいそうですが、それはそれでまあいいかなと。
これは前回書き忘れたのですが、一応URLリンクはちゃんと公式サイトになってますので良かったら飛んでください。文中のリンクは大体曲とかそのあたりなのでこちらも興味があればどうぞ。
5位 この大空に、翼をひろげて FLIGHT DIARY
公式サイトはPULLTOPなので音がでます。ご注意ください。
今作は、「この大空に、翼をひろげて」のファンディスク的な位置づけになりますが、れっきとした続編です。特にソアリング部のビフォア&アフターのシナリオは圧巻の出来でした。基本的に同じ流れを辿りつつも中々の感動を与えてくれた本編では、個別√に分かれてヒロイン毎に空を目指すという印象が強かったですが、こちらは皆で協力して部活動という名の青春を謳歌していきます。また、ソアリング部の誕生を描くビフォア√などの補完も含めて、青春部活動モノという読み物として考えるならば、本編よりも高い出来に仕上がっています。本編だけやって満足して終わるのは勿体ないと思うので、本編が気に入った方は是非こちらもプレイしてほしいです。まあそもそも本編をやってほしいですが。
ただ不満点がないわけでもなく、本編同様今作でも双子やあげはの扱いはあまり良くならなかったのが残念でした。全体として見れば完成度は高いものの、個別にはあまり力を入れていない感は拭えません。
4位 素晴らしき日々~不連続存在~
どうせサクラノ詩をプレイするならば、一応前作的位置づけになるすば日々もプレイしておこうという程度の気持ちでプレイした今作ですが、かなりの人が評価する作品だけあって、自分に言わせても圧巻の出来でした。先日書いたサクラノ詩とはかなり気色が違った作品であり、面白さの方向性も違うのですが、それでも5つの章が1つに繋がっていく様はやはり素晴らしいです。というかそもそもサクラノ詩とあんまり関係はなかったです。どちらも単体で楽しめる名作だと思います。
個人的には2章や3章などの人間ドラマやエンタメ感がお気に入りで、世間ではあまり評判は良くないのですが好きです。逆に5章のハッピーエンドなんかはこの作品をプレイしてきた上で考えるならばコレジャナイ感もあり、エンドで言うなら終ノ空Ⅱエンドが好きです。ちなみに終ノ空Ⅱエンドで流れる「呪われた生/祝福された生」は心に直接不安感を植え付けてくる名曲なので、興味があれば是非聞いてほしいと思います。ちなみにこの曲は歌詞も凄いです。
3位 少女神域∽少女天獄 -The Garden of Fifth Zoa-
先に言っておきますが、別にネタ的な意味でこの作品を挙げているわけではありません。かなり正直な感覚を以てこの作品を評価しているので、そこのところはよろしくお願いします。あと主題歌もOPムービーも神なのでこれは必見です。
まず今作はどう考えても粗だらけです。序盤に紹介される街の歴史の数々、いかにも重要そうに見えるヒロインたちの家系やその勢力図、平安時代から伝わる石の伝承の話など、殆どの要素が大筋のシナリオに生かされていません。あれだけ面白い話を振っておきながらそこに触れないのかよとツッコミたくなる気持ちは大いにあります。自分はこういう伝奇モノの作品は大好きなのでますますそれは感じますし、「この作品の世界観をもっと知りたい」と思わせてくる作品だけに、FDが望まれて仕方がありません。
ただ、「物語は幸福な結末だけとは限らないー」というフレーズに代表されるように、この作品の終わり方は秀逸です。ヒロインを残して自分が死ぬか、もしくは自分とヒロインが一緒になって世界が死ぬか…(ネタバレですが特に重要ではない)、特にここのバッドエンドにヒロインの誠実過ぎる愛情を感じるわけです。「たとえ世界を投げ打ったとしても主人公と結ばれてやりたい」という心からの願いがあり、それだけを渇望するヒロインの姿がある。このバッドエンドをなくしてこの作品は自分には評価できないですが、むしろこのバッドエンドだけは、正当な気持ちで評価したいです。
まあ自分のエロゲキャリアが少ないと言うのもありそうですけどね。このバッドエンドに関しては千年の伝承などの内容を踏まえると更に選択の重みが増すので、前半部分も割と重要になってくるようにも思えます。好きすぎるが故の深読みですけど。
2位 乙女理論とその周辺
りそなが最高に可愛いんですよ。つり乙シリーズと言えばルナ様みたいな印象が強いですが、自分はつり乙本編に関してはそこまで好きってわけでもないし、むしろこのコミュ障引きこもり妹のりそなをなくしてつり乙シリーズを語れないわけです。というか乙りろだけ語ってればいいって話なんでしょうか。勿論その後の周辺も買いますよ。りそなに関しては狂信してますので。
あと、別にりそなが可愛いってだけでこの作品を評価しているわけではなくて、最後の展開にたどり着いた時の気持ち良さが半端なかったんです。あの展開に関してはかなり強引な上めちゃくちゃご都合主義ですが、ここはこれでよかったんじゃないでしょうか。気持ち良ければそれでいい(投げやり)。これに関してはつり乙からプレイしてきた時間の積み重ねも少なからず影響しているのですが、とにかく朝日(遊星)の物語として、またりそなを迎えに行く物語として、プレイし終わった後に心からやって良かった!と思える内容でした。だからそこで流れた「Sweet Heart Cherry」なんかはかなりのお気に入りなんですよね。思い出補正ってやつもありますけど、あのシーンはやっぱり涙がでました。
ちなみに、なんだかんだでリリアーヌ様やらメリルやらエッテやらも好きです。りそなに全て持っていかれた感は拭えないにしても、やっぱり彼女たちも輝いていましたし、某氏は最後に成敗されましたがキャラとしては完璧に近かったです。立派な乙りろ信者ですね…
1位 ヒマワリと恋の記憶
14年度末に発売、1月末にプレイしたので、どちらかというと15年度というよりかは14年度よりの作品ですが、一応今年プレイなので。
この作品は、自分の青春恋愛モノの興味の方向性を決定づけてくれた作品でした。余計なセカイ系要素とかそういうのは別にどうでもよくて、単純に茜の物語として、亜依を追っていた主人公が段々茜を好きになる過程、そして最後にはやはり茜が選ばれるという踏み台モノとして(ここで踏み台という言葉が正しいのかどうかは分かりませんが、そう表現しておきます)、自分には最高の青春物語でした。
勿論最初は亜依が好きだったのですが(CV的な意味で)、亜依√での茜の失恋描写を見るとそうも言ってられなくなって、結果的に完全に茜好きになってました。失恋描写とかそういうのが好きな人には絶対にプレイしてほしい作品ですし、他の2人のヒロインの件も含めて粗は多いけれども、この作品の合う合わないは結構自分が分かる気がします。自分探し、というほどのものでもないですけど、恋×シンアイ彼女の彩音が好きな人が亜依や茜をどう思うかなんてことは気になったりもします。
主題歌「恋の記憶」は勿論のこととして、「First love」は埋もれ気味ですがマジモンの名曲です。初恋を描いた歌詞は秀逸ですし、この時は名前も知らなかった(失礼)夢乃ゆきさんも一気にファンになりました。ヒマ恋プレイし終えた後に聞くと本当に泣けますし、曲としても最高なので、これだけでも是非聞いて貰えたらなと思います。興味があればトレーラームービーなんかもどうぞ。あのあたりにはヒマ恋の魅力が詰まっていますので。ヒマワリと恋の記憶は神。
まとめ
前回の記事に続いて、自分の言いたいことは大体言えたので非常に満足しました。もしこれを読んで興味を持ちました!なんてことがあれば是非体験版だけでもプレイしてみてください。どの作品も個性が詰まっているので、全ての人に合うとは限らないですが、ハマる人はとことんハマるような作品だと思います。多分。
前回も似たようなことを書きましたが、やはり上位に来るのが青春系の作品なので、今年もそういう類の作品を掘り出して行けたらなと考えています。青春が大好きなんですよね、っていったらおっさんっぽくて懐古厨っぽいですが気にしない。今後も素晴らしい青春ゲーを求めて三千里します。てか久々にfirst love聞いたら普通に泣きましたね。最高…
これは前回書き忘れたのですが、一応URLリンクはちゃんと公式サイトになってますので良かったら飛んでください。文中のリンクは大体曲とかそのあたりなのでこちらも興味があればどうぞ。
5位 この大空に、翼をひろげて FLIGHT DIARY
公式サイトはPULLTOPなので音がでます。ご注意ください。
今作は、「この大空に、翼をひろげて」のファンディスク的な位置づけになりますが、れっきとした続編です。特にソアリング部のビフォア&アフターのシナリオは圧巻の出来でした。基本的に同じ流れを辿りつつも中々の感動を与えてくれた本編では、個別√に分かれてヒロイン毎に空を目指すという印象が強かったですが、こちらは皆で協力して部活動という名の青春を謳歌していきます。また、ソアリング部の誕生を描くビフォア√などの補完も含めて、青春部活動モノという読み物として考えるならば、本編よりも高い出来に仕上がっています。本編だけやって満足して終わるのは勿体ないと思うので、本編が気に入った方は是非こちらもプレイしてほしいです。まあそもそも本編をやってほしいですが。
ただ不満点がないわけでもなく、本編同様今作でも双子やあげはの扱いはあまり良くならなかったのが残念でした。全体として見れば完成度は高いものの、個別にはあまり力を入れていない感は拭えません。
4位 素晴らしき日々~不連続存在~
どうせサクラノ詩をプレイするならば、一応前作的位置づけになるすば日々もプレイしておこうという程度の気持ちでプレイした今作ですが、かなりの人が評価する作品だけあって、自分に言わせても圧巻の出来でした。先日書いたサクラノ詩とはかなり気色が違った作品であり、面白さの方向性も違うのですが、それでも5つの章が1つに繋がっていく様はやはり素晴らしいです。というかそもそもサクラノ詩とあんまり関係はなかったです。どちらも単体で楽しめる名作だと思います。
個人的には2章や3章などの人間ドラマやエンタメ感がお気に入りで、世間ではあまり評判は良くないのですが好きです。逆に5章のハッピーエンドなんかはこの作品をプレイしてきた上で考えるならばコレジャナイ感もあり、エンドで言うなら終ノ空Ⅱエンドが好きです。ちなみに終ノ空Ⅱエンドで流れる「呪われた生/祝福された生」は心に直接不安感を植え付けてくる名曲なので、興味があれば是非聞いてほしいと思います。ちなみにこの曲は歌詞も凄いです。
3位 少女神域∽少女天獄 -The Garden of Fifth Zoa-
先に言っておきますが、別にネタ的な意味でこの作品を挙げているわけではありません。かなり正直な感覚を以てこの作品を評価しているので、そこのところはよろしくお願いします。あと主題歌もOPムービーも神なのでこれは必見です。
まず今作はどう考えても粗だらけです。序盤に紹介される街の歴史の数々、いかにも重要そうに見えるヒロインたちの家系やその勢力図、平安時代から伝わる石の伝承の話など、殆どの要素が大筋のシナリオに生かされていません。あれだけ面白い話を振っておきながらそこに触れないのかよとツッコミたくなる気持ちは大いにあります。自分はこういう伝奇モノの作品は大好きなのでますますそれは感じますし、「この作品の世界観をもっと知りたい」と思わせてくる作品だけに、FDが望まれて仕方がありません。
ただ、「物語は幸福な結末だけとは限らないー」というフレーズに代表されるように、この作品の終わり方は秀逸です。ヒロインを残して自分が死ぬか、もしくは自分とヒロインが一緒になって世界が死ぬか…(ネタバレですが特に重要ではない)、特にここのバッドエンドにヒロインの誠実過ぎる愛情を感じるわけです。「たとえ世界を投げ打ったとしても主人公と結ばれてやりたい」という心からの願いがあり、それだけを渇望するヒロインの姿がある。このバッドエンドをなくしてこの作品は自分には評価できないですが、むしろこのバッドエンドだけは、正当な気持ちで評価したいです。
まあ自分のエロゲキャリアが少ないと言うのもありそうですけどね。このバッドエンドに関しては千年の伝承などの内容を踏まえると更に選択の重みが増すので、前半部分も割と重要になってくるようにも思えます。好きすぎるが故の深読みですけど。
2位 乙女理論とその周辺
りそなが最高に可愛いんですよ。つり乙シリーズと言えばルナ様みたいな印象が強いですが、自分はつり乙本編に関してはそこまで好きってわけでもないし、むしろこのコミュ障引きこもり妹のりそなをなくしてつり乙シリーズを語れないわけです。というか乙りろだけ語ってればいいって話なんでしょうか。勿論その後の周辺も買いますよ。りそなに関しては狂信してますので。
あと、別にりそなが可愛いってだけでこの作品を評価しているわけではなくて、最後の展開にたどり着いた時の気持ち良さが半端なかったんです。あの展開に関してはかなり強引な上めちゃくちゃご都合主義ですが、ここはこれでよかったんじゃないでしょうか。気持ち良ければそれでいい(投げやり)。これに関してはつり乙からプレイしてきた時間の積み重ねも少なからず影響しているのですが、とにかく朝日(遊星)の物語として、またりそなを迎えに行く物語として、プレイし終わった後に心からやって良かった!と思える内容でした。だからそこで流れた「Sweet Heart Cherry」なんかはかなりのお気に入りなんですよね。思い出補正ってやつもありますけど、あのシーンはやっぱり涙がでました。
ちなみに、なんだかんだでリリアーヌ様やらメリルやらエッテやらも好きです。りそなに全て持っていかれた感は拭えないにしても、やっぱり彼女たちも輝いていましたし、某氏は最後に成敗されましたがキャラとしては完璧に近かったです。立派な乙りろ信者ですね…
1位 ヒマワリと恋の記憶
14年度末に発売、1月末にプレイしたので、どちらかというと15年度というよりかは14年度よりの作品ですが、一応今年プレイなので。
この作品は、自分の青春恋愛モノの興味の方向性を決定づけてくれた作品でした。余計なセカイ系要素とかそういうのは別にどうでもよくて、単純に茜の物語として、亜依を追っていた主人公が段々茜を好きになる過程、そして最後にはやはり茜が選ばれるという踏み台モノとして(ここで踏み台という言葉が正しいのかどうかは分かりませんが、そう表現しておきます)、自分には最高の青春物語でした。
勿論最初は亜依が好きだったのですが(CV的な意味で)、亜依√での茜の失恋描写を見るとそうも言ってられなくなって、結果的に完全に茜好きになってました。失恋描写とかそういうのが好きな人には絶対にプレイしてほしい作品ですし、他の2人のヒロインの件も含めて粗は多いけれども、この作品の合う合わないは結構自分が分かる気がします。自分探し、というほどのものでもないですけど、恋×シンアイ彼女の彩音が好きな人が亜依や茜をどう思うかなんてことは気になったりもします。
主題歌「恋の記憶」は勿論のこととして、「First love」は埋もれ気味ですがマジモンの名曲です。初恋を描いた歌詞は秀逸ですし、この時は名前も知らなかった(失礼)夢乃ゆきさんも一気にファンになりました。ヒマ恋プレイし終えた後に聞くと本当に泣けますし、曲としても最高なので、これだけでも是非聞いて貰えたらなと思います。興味があればトレーラームービーなんかもどうぞ。あのあたりにはヒマ恋の魅力が詰まっていますので。ヒマワリと恋の記憶は神。
まとめ
前回の記事に続いて、自分の言いたいことは大体言えたので非常に満足しました。もしこれを読んで興味を持ちました!なんてことがあれば是非体験版だけでもプレイしてみてください。どの作品も個性が詰まっているので、全ての人に合うとは限らないですが、ハマる人はとことんハマるような作品だと思います。多分。
前回も似たようなことを書きましたが、やはり上位に来るのが青春系の作品なので、今年もそういう類の作品を掘り出して行けたらなと考えています。青春が大好きなんですよね、っていったらおっさんっぽくて懐古厨っぽいですが気にしない。今後も素晴らしい青春ゲーを求めて三千里します。てか久々にfirst love聞いたら普通に泣きましたね。最高…