お久しぶりです。長らく自分のモチベーション的な問題でブログを更新していませんでしたが、ようやく書いとかなきゃいけないようなネタが降ってきたので更新することにしました。
2016年エロゲ総括と言っても、自分が言うほど2016年の新作をプレイしているわけでもないので、要するにプレイした中で自分が特にお気に入りの5本を軽く紹介するような感じにしたいと思います。
ちなみに自分が今年プレイした新作は18禁に限って言うと29本でした。平均して月2~3本はやっている計算なんですけど、自分ではそこそこやってるつもりだったんですがこうやって数字にすると大したことがないようにも見えてきます。エロゲメーカーの非18禁作品なんかも含めるともう少し多いかも。
それぞれのOPムービーを貼っているので動画が重かったらごめんなさい。
5位 アマツツミ7月末に発売したパープルソフトウェアの新作エロゲです。ちなみにこの2週間ほど前にパープルソフトウェア2ndライブが開催されて、確か感想も書きましたがそれにも参加してきました。あれに参加した上でアマツツミを買わなかったような人は多分いないと思います。
基本は1本道で、分岐に応じてヒロインの個別ルートに入れる脱落形式、分かりやすいので言うと穢翼のユースティアみたいな感じですが、この構成だと最後のヒロインが気に入れば大当たり、気に入らなければハズレになってしまいがちなんですが、案の定自分は最後の個別ルートのヒロインがめちゃくちゃお気に入りだったので大好きな作品になりました。
CVがあの人という事実から容易に察することは出来ますが、これからやる人がいたら出来ればネタバレ無しでやってほしいです。エンド1と2があって、どちらが気に入るかということでも結構人の好みが出てくるので、同じ作品が好きな人でも全く違うことを考えていたりもします。ちなみに自分はエンド云々ではなくあのキャラそのものが好きです。
せっかくなのでスクショの1つでも貼っておこうと思ったのですがヒロインがカレーと言っているようなものしかなかったのでやめておきます。
4位 BALDR HEARTバルドと言えばバルドスカイ!みたいな印象がありますが、今回はその初代バルドスカイ?と同じライターが書いたバルドシリーズ作品です。結論から言えば、尺を落としたバルドスカイみたいな面白さが癖になります。
中盤から一気に物語が動き始めて、終盤の展開には完全に引き込まれました。これ言っていいのか分からないですけど人口知能をテーマとしたシナリオなので、他の作品とも交えて色々と考えさせられることもあります。スカイの方は長いからこそできた大作という印象がありますけど、こちらは1本読みきりサイズ(それでも少し長いけど)で出来ることを精一杯やってくれたというイメージです。
2Dアクションゲームも相変わらず面白かったのですが、自分はこの手のゲームがヘタクソなので強そうな兵装を鍛えて難易度ノーマルで蹂躙する遊びをしてました。それでも最後のボスはある程度は苦労したので難易度はそこそこです。
3位 Re:LieF ~親愛なるあなたへ~「試してみるんだ、もう一度」ってやつです。この作品を出したRASKというメーカーは新規ブランドで、クリエイターも殆ど完全に同人上がりなのですが、だからこそ使い古された題材でありながら独特の色調で仕上げていて素晴らしい。一番個性が出ているなと思ったのはCGの塗りですが、音楽、シナリオ、演出その他非常にレベルが高い作品です。
個別ルートは完全にグランドルートへの布石にしかなってなくて、そう考えると個別ルートで攻略できるヒロインはサブヒロインという扱いをせざるを得ないのですが、その分グランドルートでのメッセージ性に繋げていけるのでそこはおあいこと言ったところですかね。ヒロインだと日向子だけ少し優遇されてたりもします。逆に言えばももちゃんと流花ちゃんが好きな人には少し物足りないかもしれません。
演出とメッセージ性で押してくる作品なので、物語の整合性や構造理解をするというよりかは感情で好き嫌いを決めてしまうのが妥当かなと自分は思いました。勿論伏線回収なんかもありますけどね。終わってからOPムービーを見ると随所にネタバレっぽいものが散りばめられていることに気が付きます。
最後に言っておきたいのは、なんといってもOP曲「Re:TrymenT」の圧倒的な完成度の高さですね。歌詞は勿論、どこからこんな曲に合ったボーカリストを連れてきたんだと驚いてしまうようなセンス、ピアノがガンガン主張してくる伴奏のライン、そのくせ疾走感まで併せ持っていて敵なしの曲です。年末のコミケでCDが発売されましたが、通販とかはするのかな。
2位 凍京NECRO実は未だに公式サイトの見方がよく分からなくて、結果的に前情報なしで声優だけ見て予約してたなんていう過去があるんですけどこの話はやめておきます。
ニトロプラスの作品に触れたのがそもそもこれが初めてで、初めての作品でこれだけ気に入ることができたのはむしろ凄く良いことでした。あじ秋刀魚がいなかったら絶対買わなかっただろうし、好きな声優さんが連れてくるご縁には感謝したいです。
何がそんなに好きなのかというところですが、基本的には動いて戦闘してたりするようなネクロ独特の凝り方をしている部分はあんまり見ていなくて、グランドルートのEDに向けて必死にあの曲を出し渋っているというその事実だけが大好きです。別に戦闘シーンがつまらなかったわけでもないし作品自体は凄く楽しかったんですけど、どうしてもこればかりが印象に残ってますね……。ちなみに一番好きなのはコンスーのルートです。
これ以外には特に語ることがないのですが、おそらくプレイした人にしか分からない感動がグランドルートのEDで待っているので是非自分の目で確かめて欲しいという思いもあれば、あの曲だけでも聞いてほしいという思いが交錯しててちょっと複雑な気持ちです。気になった人は「substance concept」で調べてみてください。あの曲の歌詞が本編にちょっとだけリンクしてたりもします。
1位 働くオトナの恋愛事情自分でもよく分からないんですがびっくりするくらい好きな作品です。中島大河×秋空もみぢの作品としては「できない私が、くり返す。」に続く2作目となります。
変化のない日常を変えようと頑張る主人公が、生活を変えた途端に様々な新しいものに出会う話、と紹介してしまうのが楽なのですが、普通の学園モノと違って主人公が社会人だということがポイントです。イベントも社会人の主人公が思い描いた理想の展開が待っています。
なんと言っても夜という空間の雰囲気の使い方が上手くて、現実とはかけ離れた理想のバーでのヒロインとの掛け合いや出会い、会社を絡めたヒロインとの出会いなど、「今の現実がこうあったらいいなあ」と素直に感じられるような展開が多いです。何が言いたいかと言うとやっぱり雰囲気が良いの一言に尽きる。
あとはお酒の使い方が上手いというか、自分が大好きな題材であるところの「恋愛≠セックス」の構図が随所で見られるところもポイントです。こんなん現実ではありえないだろうなと思ってしまうような生き方をしている女の人、ベッドへの誘いなど、普通に読み物としても面白い人間関係を沢山見る事ができます。
まあメインヒロインは学生の子で、伏線がその子に絡んできたりもするんですが、これはこれで大人に溢れた空間に学生が1人いるという異彩を放った空気が作られていて上手い。もみぢ先生が「エロを沢山書きたい!」みたいなことを言ったことから始まった企画みたいですが、結果的に中島大河の良さが存分に発揮されているような気さえします。信者臭いレビューで申し訳ないですけど。働くオトナの恋愛事情が大好きすぎてこの作品をプレイした後カクテルが大好きになりました。
主題歌「Secret Liqueur」で大体今作の雰囲気を味わうことができるので一度は聞いてみてほしいです。年末に発売されたGWAVEにようやくフルが収録されたのでそちらの方もよろしくお願いします。
無駄に長くなってしまった感じもしますがとりあえず自分の好きな作品としてはこんなもんで。ちなみに非18禁だと「FLOWERS秋篇」「祝姫」なんかがあります。
今年も期待作が3月くらいまでは意外と詰まってたりするので楽しみです。今年と同じくらいかそれ以上の新作エロゲをプレイしたいです。