そういえば好きなヒロインについてちゃんと話したことがなかったなあと思い立ったので書いてみます。結構思い出補正が多かったり、そもそもどうして好きかなんてそんなものはなくて漠然と好きって思い続けているヒロインがいたり、結構理由が適当なことが多いのですが、まあ好きなもんは好きなので今でも時折思い出すようなヒロインは数人います。
好きな作品でもそうなんですが、結局は心の隅にあってふとした時に思い出すようなのが好きってことなんでしょうね。何とも思ってなかったらそもそも思い出すことなんてないし、時折頭に浮かぶってことは何かしら特別なものがその思い出したものにあるってことなんでしょう。多分。
今回は好きなヒロイン部門ということで、ヒロインという枠組みではなく人間性が好きなキャラクター(すなわちめんどくさい女)は省きます。こっちに関してもいつか書けたらいいなあ……。
ちなみに特にランキング付けしてるわけではないので、順番は適当、選ぶ根拠はパッと浮かんだ子です。
①新堂彩音(恋×シンアイ彼女)自分がツイッターのアイコンにしてたりしてなかったりするキャラです。姫野星奏の方は末永く語り継がれていますが、こっちはあの人に比べると流石に話題性が落ちてきたというか、そもそも2年半経った今でも執拗なまでに話題が出続ける姫野さんの方がイレギュラーなんですけど。
勿論見た目も好きなんですが、実際に隣にいそうな良い意味で現実味のある遥そらのCVなんかも合わさってこういうキャラが確立されているのも好きです。正直遥そらを意識したのはこれが初めてじゃないですかね、特にヒロインならどのポジションでもハマる恐ろしいCVです。
一番好きなのはなんと言っても「一度決めたらちゃんと実行しようとする行動力」です。彩音√のテーマのひとつに青春を全力で生きるってのがあると思ってて、星奏に比べるとこれに関しては顕著だなと思います。洸太郎を追いかけると決めたら専門をやめて同じ場所にやってくるところとか、ちゃんと考えて考えて告白してくるところとか。テキストやシーンで補正がかかってるのもありますが、こういう行動ひとつひとつに胸を打たれましたね。
あとは思い出補正的な部分が強いので、掘り下げて語れるようなところはないです。あれだけ考えてあれだけいろんな人と話した作品も少ないだろうなあって。それだけ熱量持って取り組めたのもそうですが、同じように熱量持って取り組んでいた人が他にもいたことが嬉しかったです。
②菜々実なる(幻創のイデア~Oratorio Phantasm Historia~)※リンク先で音が出ます
キャラ紹介を見ても正直よく分からなさそうですが、プレイすればなるちゃんがいかにポジティブでいかに厨二病かが分かります。主人公が妙にポジティブなのでポジティブ感は埋もれてるところがなくも…って感じではありますが、よく分からないって人は是非ともプレイしてほしい自分のオススメ作品です。今でも常に頭の片隅にいるような大好きなキャラの一人です。
見た目がめちゃくちゃ好み&CVが木村あやか&癖の強いキャラクター、好きな理由はこれに尽きますね。作中で喋ってるシーンを見ているだけで笑顔になれる。イデアのキャラクターは基本的にこんなんばっかですが、なるちゃんは導入から好きになったのもあって、結局最後までなるちゃんが一番でした。今でもイデアって聞いて一番に思い出すのがこの子なので、つまりはそういうことですかね。
というわけで「このシーンがこうだったから好き」みたいな論理的な理由は今でも特にありません。再プレイしたら変わるのかもしれないですが、全体的に見てて面白かったし、結局は可愛いから好きに落ち着いてしまいますね。
③結橋泉(Clover Day's)これまた見た目で惚れた子ですね。あとはCV。クロデプレイし終わった後、当時くすはらさんが出ていた作品を片っ端から調べてラジオまで聞いていたし、思えばこの頃からかなり声優を重視する傾向にあったのかもしれません。
双子の楽園みたいなゲームでどうしてこの子が出てくるのか?という部分はネタバレになってしまうので控えますが、正直な話シナリオはあんまり好きじゃないというか、泉ちゃん自体は凄く可愛かったけど、特段心に残るかと言われたらそうではなかったんですよね。
となるとやっぱり見た目とCVと第一印象のインパクトでここまで好きになれたのかなと。一目惚れって感覚は今でもよく分からないんですが挙げてるヒロインは思い返せば一目惚れに近かったりするので、エロゲ限定でなんとなく分かるような気もします。恋愛対象という観点で選んでるキャラは最終的に「可愛い」の一言に落ち着いてしまうし。あとは見た目で好きになった後個別√を攻略できる(=ちゃんとその子に向き合う機会がある)というのはエロゲの特権でもありますよね。
④あずま夜(はつゆきさくら)自分が人生で2本目にプレイした作品で出てきた子です。当時はkeyとサガプラネッツしか知らなかったというか、ゆずソフトすら知りませんでしたね。あの頃はヒロイン1人攻略するたびに確実に心を掴まれてたし、非常に単純な人間でありながら、確実にエロゲを最初から最後まで余すことなく楽しめていたと思います。今でも十分楽しんでますが、あの頃の楽しみ方とはどうしても変わってきてはいますね。
話が逸れましたが、当時は流石にCVがどうとか気にしたこともなかったので、単純に可愛いかどうかで判断していたような気がします。曖昧なので少し自信がないですが。はつゆきさくらだとセンターヒロインこと玉樹桜さんなんかもかなり好きですけど、今思い返すと一番印象に残っているのはやっぱりあずま夜ちゃんです。
「処女だもん!」「処女じゃないもん!」の台詞が印象的でした。というかこのキャラ覚えてる理由の大半がこれなんじゃないですかね。むしろ個別どうだったか覚えてない人の方が多そう(偏見)。まあスケートネタよりも卒業おめでとうの方が印象に残ってるのは当たり前だし、あの中だとシナリオが埋もれてしまうのは仕方がないんですけれども。今思うと桐谷華さんの声が非常によく合っていたと思います。年齢的な幼さ、大人っぽさとか、主人公との関係性の中から生まれる愛くるしさとか。
どうでもいいですがジャネッターの通知音を「処女だもん!」にしていた時期が4年ぐらいありました。パソコン変えて再び録音するのも面倒になってやめたんですが、よく考えるとちょっと異常でしたね。
⑤ケットシー・ねこ子(ユメミルクスリ)※公式サイトが既にないのでリンクはアーカイブです。
今の水準で見るとイラストが特段可愛いってわけでもないかもしれませんが、癖のあるタッチに当時はドハマリしました。有名なやつだととある魔術の禁書目録のイラストレーターさんですね。初めて自分で選んで買った作品なので思い入れが強いです。この子にもちゃんと本名もあるのですが、流石にネタバレなので公式サイトそのまんまで。
全体的に思い出語りみたいになってて申し訳ないんですが、思い返すとサイコ系ヒロインが好きになったきっかけだったかもしれません。クスリで街を飛び回ってる時の彼女と、クスリが切れた時のどこにでもいそうな平凡な学生感の二面性が見てて凄く好きでした。結局は道具の力に頼りっきりであっても、ちゃんと自分を曝け出せるような内面は密かに持ってるってことですからね。
クスリをやめるまでの過程だったり、そこから先彼女が立ち直るまでの過程だったり、ほぼ全てのシーンが好きです。それも根底には「地味だった少女はクスリを使っている瞬間だけ輝けた」っていう、ある意味人生を必死に悔いなく生きようとする姿があって、結果的に普通じゃない方向に行ってしまったけれども、一概に悪いとは言えないと思うんですよね。社会的に見たら当然やっちゃいけないことではあるんですけれども。
となるとこの子が好きな理由は限りなく内面寄りと言えそうです。クスリ使ってるヒロインなんて少ないし、ちょっと好きの方向性が変われば人間性が好きなキャラクターに分類されそうですけれども、ヒロインとして好きであることに変わりはないし、実際個別√は攻略目線で楽しんでいたので。
まとめとりあえず5人挙げてみましたが、見事なまでに思い出語りになってしまいました。それだけ初期の頃に出会ったキャラクターの印象が強いということなんですかね。勿論今考えてみると最近プレイした作品からも好きなキャラは結構出てくるんですが、時間が経った時に強いのはどちらか、という観点だと、やっぱりずっと前に出会ったキャラクターなのかもなあと。
まあ厳選すれば新旧問わずそれなりに絞れそうではあるので、機会があればまた改めて考えてみたくはあります。最近に寄れば寄るほどある程度「根拠のある好き」が増えてくると思うし。漠然と好きなキャラにしろちゃんと好きなキャラにしろ、ランキング化するとなると一生悩み続けそうですが。